異例のシーズン途中キャンプを敢行！ BONDSフロントの決断!

▲過酷なトレーニングを黙々とこなすBONDSナイン 【鹿島1997/5/11=W.シャイラー】 BONDSフロントは先月、3月からの不振を打開するためにこれまでの野球界の常識を打ち破る一つの決断を下した。 　それはシーズン途中にキャンプを実施することだった。常軌を逸してはいるが、「“不調”ではなく“実力”不足」とかねてより指摘されてきたBONDSの行き着く、当然の結論でもあったのだ。 　当初、ベロビーチでのキャンプが計画されていたが、市民による熱烈な招致活動に球団が応えるかたちで、急遽、鹿島市がキャンプ地に選ばれた。 　大塚トレーニングコーチの提言により、初日は紅白戦を行い、このキャンプで克服すべき弱点を再確認することになった。そして導き出された課題を克服すべく、大塚はこのキャンプで行う最適化された練習メニューの立案をした。 　津久井、福島両マネージャーが“Puffy”の振り付けを練習している傍らで、黙々とメニューをこなすBONDSナイン。彼らはその心地よい疲労感と共に（多少の二日酔いも含まれてはいたが）多くのモノを手に入れた。 これからのBONDSは一味違うはずだ｡

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