BONDS NEWS
カンファレンス・ファイナルに進出!
各ディビジョン優勝チーム出揃う
▲プレイオフ出場チーム
【東京1997/10/2=W.シャイラー】
烈を極めたSLBレギュラーシーズンも、ついに終局を迎え、プレイオフに出場するチームが出揃った。そして、その中には我らがBONDSも名を連ねている。
 BONDSは10月18日(土曜日)青空野球場にて、ミッドウエスト・ディビジョンを制したペンギンとSLBチャンピオンシップ・シリーズの出場を賭けてカンファレンス・ファイナルを闘う。両者の過去の対戦成績は0勝2敗。1戦目は3月8日、砧公園でのSLB開幕戦、2-9で惨敗。2戦目は8月2日、同じく砧公園で、5-15とこれまた惨敗(しかもこの試合、ペンギンはトリプルヘッダーの3戦目だった)。これまでBONDSは、ペンギンを相手に手も足も出ず、完膚無きまでに叩きのめされた。やはりBONDSが未勝利のチーム、SLB最強と言われるRAMSに初めて土をつけたのもペンギンだった。巷でも“ペンギン有利”の声が優勢だ。
 評論家の谷口は「BONDSがペンギンに勝つには、エラーを最小限に抑える必要がある」と両チームの決定的な差を指摘した。BONDSは3月8日は“6”、8月2日に至っては、実に“11”の失策を記録している。一方のペンギンは2試合で“0”だ。BONDS投手陣は、打たせてとるピッチングをするタイプが多いのにも関わらず、それを支える肝心の守備の方はお粗末と言わざるを得ない。レギュラーシーズンの最終戦(対JOKERS戦)も勝ったとはいえ、“いつも通り”4失策を記録している。

“地の利”のみ

れでも、風水師の徳岳洸水は「このゲームのポイントは、青空野球場にある」、とBONDS有利を説く。この地は「富士山のエネルギーが水脈を伝って東京港に注ぎ込む、風水において極めて特異なポイント」であり、「このエネルギーを背にして闘う、1塁側(ホームチーム)が有利」なのだ。
 谷口も「BONDSに有利な点があるとすれば、ゲームがホームで行われるということくらいだろう」、とペンギン有利を確認しながらも、ホームの優位性については同意する。「(BONDSが敗戦した)過去2回の対戦はいずれも砧公園(ペンギンのホームグランド)で行われている。ホームグランドとそうでないグランドでは、結果もそれに準ずることがよくある」のである。長距離移動による疲労、不慣れなグランド(草野球で使用されるグランドは大抵“個性的”である)などが、ゲームの勝敗を左右することがしばしばあるのだ。
 また、BONDSは、4日、10日に報道陣をシャットアウトして、プレイオフ対策ミニキャンプを行う予定だ。BONDS球団関係者によると、非公開にするのは、「特別なことをするわけではなく、選手に落ち着いた環境で練習させるため」だという。
 “地の利”だけではペンギンには勝てない。BONDSは他力本願によってではなく、現実的な方法によってのみ、この大きな壁を乗り越えることができるだろう。

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