BONDS NEWS
遅れてきたの新戦力
最後に現れたオリジナルメンバー
[東京,98.7.17=窓際淳司]
いに開花した!! それは待ちに待った大物ルーキーがやっと開花した瞬間だった。
1998年6月28日。その日、片瀬は静かにえていた。 BONDSにはほぼオリジナルメンバーとして参加している片瀬にとって先シーズンはやる気が無かった。
  どちらかというと野球なんてどうでもよかった。
  大脇のつきあいで参加しているに過ぎなかった。


も今シーズンは違っていた。本気で野球が好きになった。 ユニフォームは未だに無いが、自称野球オタクは 今シーズンに賭けている。グローブもバットも購入した。 バッティングセンターにだって毎日通っている。 それでも、常勝軍団BONDSのレギュラーへの壁は厚い。 それでも数少ないチャンスに賭ける意欲は誰にも負けない。 調子は悪くない。自分ではそう感じている。

かし、なかなか絶好調BONDSでは出番が回ってこない。 まず守備につくことはあまりない。 スタメンは良くてDHでしかも打順は10番だ。 それでも地道に出番を待っていた。毎回参加することを自分に課していた。 だが、数少ない出番ではなかなか思ったような結果が発揮できなかった。 思ったようなバッティングができず、三振の山を築くばかりだった。 当てにいきたい衝動に駆られながらも自分の持ち味の振り切る バッティングを心がける。あくまでも自分を見失わないように。 なかなか使ってくれない現状にも不平を言えるような立場でもない。 だから、もらったチャンスはものにしないといけない。

終回にようやく同点に追いついた。 しかし満塁だがすでにすでにツーアウトになっている。 相手投手の球がいつものバッティングセンターのマシーンより 遅いような気がしたら不思議と落ち着いた。ただ思いっきり叩くだけだ。 渾身の力で振りぬいたバットから放たれた打球は ライトオーバーの会心の一打につながった。

BONDSの誰もが狂喜する史上最大の逆転劇の 幕を引いたのは遅れてきた最後の新戦力だった。

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